戒名と格付け

生前、故人の戒名とは

2011年8月8日


院号とは社会に貢献した人やお寺に随分と寄与した方がいただくと聞きましたが亡き主人はそれほどの貢献はありませんが、院号を頂いて良いものでしょうか?


確かに社会に貢献した人が院号を頂きますが、ご主人は会社を経営されていたとお聞きしました。
社会のため、人のために貢献されたと思います。その意味では「院号」に値するかと思われます。


小さな企業の経営者ですので、年も若くして亡くなりましたのでおこがましくも思えます。


おこがましいとお感じなら特にこだわりがなければ一般的な6文字(信士)で頂いてはいかがでしょう


一般的な戒名ではお客様や仕入様に、面子がたちません。
やはり9文字(院号付)で頂いたほうがいいのか迷いますが、亡き主人はたぶんそんな立派な戒名は要らないという人です。


でしたら、9文字(院号付)ではなく6文字(居士)になされてはいかがでしょうか?


信士と居士でしたら、位は居士が上になるということでしょうか?


戒名に上も下もないのですが、徳をつ積まれたた方が信士より居士が勝るという解釈になりますので
ひらたく言えば居士が上とでも申しましょうか


6文字(居士)でお願いしようかと思いますが、院号が付いても同じ料金なのですか?


はい、同じ料金です。


それでは、家族とよく話し合い決めたいと思います。


その方がよろしいかと思います。
ご家族で話し合い納得できる戒名を授与されることを願います。

本日はありがとうございました。



戒名のいろいろな格付

下記は一般的な戒名です。宗派により異なります。
日蓮宗では、日や法、女性には妙の文字が用いられ、
また、浄土真宗では釈や釈尼(女性)の文字が用いられ、法名と呼びます。

主な男性の戒名 呼び方 主な女性の戒名 呼び方
○○院殿□□□大居士 院殿大居士
(いんでんだいこじ)
○○院殿□□□清大姉 院殿清大姉
(いんでんせいだいし)
○○□□□居士 院居士 ○○□□□大姉 院大姉
○○□□□信士 院信士(いんしんし) ○○□□□信女 院信女(いんしんにょ)
□□□居士 居士 □□□大姉 大姉
□□□信士 信士 □□□信女 信女
□□□童子 童子 □□□童女 童女
□□□嬰児 (えいじ) □□□嬰女 (えいにょ)

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